マイラ・カルカンの「しょうぼうていハーヴィ ニューヨークをまもる」が良かったので読んでみました。
訳は矢野顕子さんと娘の坂本美雨さん。
今回の舞台がアメリカの公立小学校ということで、9歳にニューヨークに渡った坂本美雨さんも共著として参加しています。
物語は、主人公のポピーワイズという女の子の飼い犬のピートが学校に行って繰り広げる騒動を描いたもの。
出てくる文章は、ポピーワイズの視点で全て書かれているのですが、その口語体の文章が読みにくいです。
勿論、大人であれば色々な視点で書かれた文章は慣れていると思うのですが、流石に読み聞かせには向いていない絵本でした。
ストーリー自体は、ピートがお利口になるシーンとか笑えますし、結構展開は楽しめました。
絵は人気のあるデザイナーらしくアメリカの公立小学校の雰囲気が存分に伝わってくるし、眺めるだけで気分が高揚してくるような感じがしました。