読みながら、「自由」という言葉がずっと頭の中に浮かんでいました。自由とそれがもたらすものの豊かさ、自分が自分であることの大切さと当たり前さ、そんなことを感じた絵本でした。読み終わり、深く息を吸って吐いて、私も軽く自由な新たな自分になれるような気分になりました。
最初の2ページのおばあちゃんの部屋、海のアトリエのキッチンや本棚、絵描きさんの黒のドレス姿、白の水着姿、みんな素敵で好きです。
最後の「あなたはこれから、あなたのだいじな人にであうのよ」という言葉もいいな。そして、大人は子どもにとっての、そんな「だいじな人」になりたいものですね。