サンタクロースをバーニンガムが描いた…というと優しいお話を想像しますか?それともちょっとシニカルなお話を想像しますか?これはどちらでもないハラハラドキドキのお話。
クリスマスイブにサンタは疲れ果てて自分の家に着き、ベッドに潜り込もうとした…
その時!袋の中にもう1つプレゼントが残されているのに気づいたのです。
受取人はロリー・ポリー山という遠い山の山頂に住む小さな男の子。でもトナカイたちはもう寝ています…。
どうするサンタクロース!
おじいさんサンタは歩いて家を出発するのです。パジャマの上に赤いオーバーを着て…。
もう歩けない!という頃飛行機乗りに出会い空を飛ぶのですが、雪のため不時着…。その後何人もの人に助けられながらプレゼントを届けに進むおじいさんサンタ!
「おじいさんサンタ」「私の名前はサンタクロース」「ロリー・ポリー山」…繰り返されるテキストのリズムと、大判の画面いっぱいにひろがる美しい色!クリスマス絵本の逸品です。
年中・年少のこどもたちが、息をのんで楽しみました。