「はらぺこあおむし」でおなじみの、エリック・カールさんのコラージュによる絵本です。
主人公のちいさいタネが、なかまのタネと一緒に風に運ばれ、山や海を旅していきます。なかまがどんどん少なくなっていきますが、ちいさいタネは最後に大きな花を咲かせることができました。そしてまたタネは飛ばされ、旅に出ます。
小さくても大きな花を咲かせることが出来るんだと勇気づけられるお話でした。たくさんいた仲間も離ればなれになりますが、みんな一生懸命生きていました。同じように生まれても、みんなそれぞれ違う人生があります。
エリック・カールさんの絵本は、単純なストーリーの中に生命の力強さを感じます。
ミニ版もあるので、持ち運びにも便利です。