この本をはじめて読んだ時、なんともいえない気持ちがしました。心が暖かくなったり、うらやましく思えたり・・・。平日は、仕事をしているせいか子供と触れ合う時間が本当に少ないので、時に”専業主婦になっておもいっきり子供とゆっくり過ごしたい”と心が揺らぎますが、この本は本当にグラグラさせられました。私もまみこちゃんのお母さんのように、気持ちに余裕をもって子供とじっくりつきあってあげれたら・・・と思いました。
両親を喜ばせようときっと何日も前からいろいろ作戦を練っているまみこちゃんは、本当に優しい心の女の子ですね。それに最後の「木」のついたところを重ねて読むなんて、とてもすごいって感心しました。それに2階に行ったり、お庭の金魚の池に行ったり、またまた2階に行ったり、それに付き合うお母さんの優しさもよく伝わってきて、本当に心が暖かくなってきます。
このお話はストーリもよくできていますが、林明子さんの絵もとても魅力的。まみこちゃんの表情がどれもとてもかわいらしい。それにじっくり見れば見るほど、部屋のいろんなページで発見があります。完璧すぎる絵本ですよね。
我が家も今年の9月で10回目の結婚記念日を迎えます。長女も手元に置いておきたい1冊らしく「お願い!ずっと欲しかった本なの!それにやりたいことがあるんだも〜ん。」と企んだような笑みでお願いしてきたので、何かとっておきのプレゼントでも用意してくれるのかな?その日ぐらいは、おもいきって会社を休んで家でゆっくり過ごしてみようかな?