ルンペルシュティルツヒェン。
藁から金をつむぐ、という無理難題を押しつけられた娘の前に現われたこびとが、娘の宝物と引き換えに娘を助けます。
最初は首飾り、次は指輪、そして最後はこれから生まれてくるであろう、娘の子ども。
子どもを引き渡すのが嫌ならば、こびとの名前を言い当てなければなりません。
…と「名前あて」の昔話なのですが…。
グリム童話らしく?、自慢とか強欲とか、そういう人間の嫌な部分が物語のベースを流れている気がしました。
イラストがとてもファンシーなので、そのギャップに戸惑います。イラスト自体はとても素敵なのですが、もし、別の絵で読んだら、もう少し違う印象の話になるかもしれないと思いました。
グリムな一冊。