虎年もそろそろ終わりですが、その締めというわけではないのですが、虎が出てくる韓国絵本を読みました。
私自身が昔話絵本が好きなので、まだ読んだことがない昔話絵本があるとつい読みたくなるのです。
虎というとやはり韓国・中国が多いなあと思います。
表紙の虎の絵は迫力があり怖い感じですが、ページごとの虎の表情はコケテッィシュな面もあり、虎の表情だけ追って見ていてもおもしろいなあと思いました。
白い眉毛という希少性だけでなく、白というのは神の使い的な神秘の力があるのかもしれませんね。
人間の本質を鋭く見抜きます。
素直な心を持つ少女だけが本質を見抜くことができたというところに「ああ、なるほど」と思いました。
それだけ、清く澄んだ心や目を持った人は少ないということを揶揄しているのかもしれず、昔話の奥深さも同時に感じました。
虎が出てくるというだけでも絵に存在感が増しますが、とても印象に残るお話でした。
類話があれば読んでみたいです。