少し理屈っぽい本ではあります。
そもそも「男は強くなきゃだめ?」といった、理想概念の押しつけに疑問を投げかける本だからでしょう。
様々な人間を登場させて、個性というものを考えていきます。
感情や考え方の違い、様々な角度から自己肯定を見つけ出し、安心感につなげるセルフケアの本です。
悩める時に、こんな本がそばにあると良いのかもしれません。
読み聞かせには向きません。
押しつけてはいけません。
必要とされる時に、そこにあると自分で語ってくれる本です。
でも、親も子どもの個性というものを理解し、受容する本でもあるかも知れません。