お父さんのそばにいつもいる灰色のゾウ。
オリーブだけに見えるこのゾウは、お父さんの悲しみ。
それを追い払おうと決めるオリーブのお話です。
おじいちゃんや犬のフレディの存在は、オリーブにとってすごくありがたく大切な存在なんだなぁと思いました。
そして、悩みを聞いて一緒に考えてくれる友達も、なんて素敵ないい子なんだろうと。
人の力は大きくてかけがえのないものですが、悲しみに立ち向かうには、それだけではダメなようです。
気持ちの変化・・・オリーブと一緒に味わえる、そんな1冊です。
人の心は複雑で、人により悲しみや辛さの捉え方も重さも様々ですが、人の気持ちがよく描かれている1冊に思います。