これは、著者が、第四子を出産するにあたり、家族でその生命誕生の瞬間に立ち会った経験をもとに描かれた絵本です。
妊娠し、お腹の中で育っていく様子を、超音波の写真で確認したり、、お腹がどんどん大きくなっていく過程を間近で感じながら、その日がくることをみんなで楽しみにしている様子が伝わってきます。
文章は母親が、挿絵は子どもたちがと、家族で作り上げた一冊の絵本は、命の尊さを改めて教えてくれます。
自宅分娩という決断は、まだ幼い子どもたちには、かなりインパクトのある出来事だと思います。
こんな貴重な経験をしたこの家族は、さらに強い絆で結ばれたことでしょう。経験できない者にとっても、その気持ちを共有することができるはずです。