「わたしのぼうし」の中に描かれる
小さな女の子の体験と心の動きが
まるで自分の一部がまったく同じ場面で生活をしているような錯覚におちいる作品です。
子どもの頃、この本が大好きやったのは
この女の子がイコール自分やったからやと思います。
今、この本が好きなのは、
その頃の自分がいとおしいから・・・だからやと思います。
抱きしめたい人は沢山いるけれど、
その中のひとりが自分自身です。
子どもの頃の自分・・・
抱きしめてあげたいわ。
ぎゅっと、ぎゅ、ぎゅ、ぎゅっと
この本を読むとそう思います。
ほんの少しの時間でよみきれる絵本なのにね。