5歳の息子に読みました。
りすという動物は日本では誰もが知っているけど、あまりなじみのない動物なので、生態についても知らないことが多いと思います。この絵本は、りすがどのように暮らしているのか、巣の見つけ方や食べ物の採り方、食べ方、敵からの身の守り方にいたるまでとても詳しく描かれています。それでいて、説明に終わらず、パナシの身に起こった悲劇を通じて、人間と動物の悲しい関係性からも目をそらさず、しかも最後は読者の子供たちが安心できる結末を用意しています。
結構長い話ですが、動物が好きな子には受けると思います。シリーズの他の本も読んでみたくなりました。