ウケましたよ〜。家族みんなでウケました。
なんですか?このネーミング。これだけで我が家の笑いをとりました。
しかも、まりーちゃんの第一声「ぱたぽん」。
ぱたぽんって、誰〜?と思ったら、まりーちゃんの羊で、どうやらこれから母になる予定らしくて…。
読んでいくと「数の絵本」ぽい。決してウケ狙いの、笑いを意識したものではなく、まじめなかわいい物語。
なのに、そのもの文章のリズムが心地よく笑えました。(^^)
なんだか、変な褒め方ですね。
第2話「まりーちゃんのはる」も、グットです。
ひつじが「ぱたぽん」なら、まりーちゃんのあひるは「までろん」です。ナイス・ネーミングです。まりーちゃん!
この絵本の第1刷が、1956年とあります。
だからあえて訳者の与田さんは、ひつじやあひるの名前をひらがな表記したのかもしれませんが、
あえてひらがなであるせいで、
この名前がよけい強調されているような気がして、面白かったです。
作者フランソワーズのイラストもいいです。
イラストの中で笑ったのは、マリーちゃんが「までろんの行方を聞いた魚を釣っているおにいさん」です。
おにいさんって、書いてあるのに、そこに描かれている人には口髭が!?「おにいさん?」みんなで顔を見合わせてしまいました。
この絵本の対象は、幼稚園前後のお子さんでしょうが、家族で読む分には、子どもがいくつであっても楽しい絵本でした。