図書館で予約したものの、ずっと待っていてなかなか借りられなかった絵本。
1ヶ月待ってやっと借りられました!
テー・チョンキン氏は、はじめて知った作家さんなのですが、オランダでは有名な絵本作家だそうです。
(名前を見て勝手にアジア系かと・・・)
「ケーキをさがせ!」は、字のない絵本。
かなり大型の絵本で、大画面いっぱいに繰り広げられるケーキ争奪戦
(と、その周囲のいろんなキャラクターたちが同時進行で絡み合うストーリー)
に、息子は釘付けです。
最初、2歳児には複雑すぎるかな? と思ったのですが、
息子は最初、ケーキの行方だけに注目していたものの、
何度も読む(絵を見て私と会話する)うちに、他の登場人物たちにも目が向くようになり、
また違った楽しみ方ができるようになってきました。
ケーキ泥棒のネズミさんに対しては、
「ケーキとったらあかーん」
「だめでしょー」
「みんなのケーキでしょー」
と、まるで私が怒っているかのような口調で怒ってます
(お恥ずかしい・・・)
でも、最後に、みんながケーキを分け合っているシーンでは、
木にくくりつけられているネズミさんたちにも
「はい、どーぞ」とケーキをあげる真似をしている、とっても優しい息子です(親バカかな?)
そのうち、お人形をなくして泣いている女の子に「だいじょーぶよー」と言ったり
(これも私みたいな口調で・・・)
がけから落ちてしまうブタの男の子に「あぶないー」「おちちゃうー」と言ったり、
いろんな楽しみ方をしています。
読むたびに新しい発見がある、まさにその宣伝通りの絵本でした。
字はないけど、たくさん見るところがあるので、思っている以上に忙しいですよ。
大人の私だって、最初の一回読んだだけでは、まったく全体像がつかめなかったくらいですもの。
字のない絵本ってどう読んであげたらいいか分からない、って言う方にもオススメしたいです。