オオカミグーを何の迷いもなく、ただ見守り育てたいたちのおかあさん。子供は大きくなり、母親が他の仲間と違うことに恥ずかしさを感じ育ての母を責めたり、恥ずかしがったりしてしまう・・・・そんな気持ちは、きっとたくさんの小さな子供の中にある素直な気持ちなんだと思います・・・。そんな哀しい気持ちを。たくさんの愛情で受け止め、最後には自分がどんなに傷ついても身をていしてかばう・・・。たくさんのオオカミに立ち向かういたちのおかあさん。子供を守るためならどんな犠牲もいとわない・・・子供に読んであげる途中、涙があふれて、言葉が詰まってしまいました。そんな、お母さんを見て、ようやくオオカミのグーが胸をはってお母さんを自慢してくれるようになった。子供に何かを伝えたいときにはしっかりと子供にわかるように態度で示さないといけないな・・・・と考えさせられた一冊でした。