表紙はへんてこライオンを真ん中にゆうちゃんとしんくんが歩いています(ゆうちゃんは「ポコポコ」、しんくんが「テクテク」、これが『お約束』です)。
題名と表紙からして、ゆうちゃんとしんくんがふたりで歩いてきてへんてこライオンに出会うのかと思ったら、違いました。ゆうちゃんとしんくんのお話が交互になっているんです。
ますますおもしろいへんてこライオン、傑作なのは頭の毛をキューッキューッとひっぱってゆうやけのライオンになるところ。息子とげらげら笑ってしまいました。「ゆうちゃーん、あしたもおてんきですよー」なんて言ってるし。
というのも、息子は毎日じーちゃんばーちゃんの部屋から夕陽を見るのを楽しみにしているんです。これから夕陽がへんてこライオンの顔に見えそうだなぁ。
最後のお話、ゆうちゃんをジロジロみていて、何に変身するかと思いきや。ゆうちゃんと同じく「キャーッ」と叫んでしまいます。しっぽがでているのも『お約束』なのね。
前2冊を上回る、ますます楽しいへんてこライオンです。