小さなものが好きなクマさんと大きなものが好きなヤマネくん、という設定がかわいくて深いですね。みんな自分にないものに憧れるのかな?
ケーキの描写がとても細かくて、このケーキを食べるシーンがこの絵本の山場なのかな?と勘違いしそうでしたが、まだまだ序章にすぎませんでした。そこでもらった苗を育てるという科学的な要素、そしてさらに収穫されたおいもやかぼちゃを使ってお菓子を作ってみんなにご馳走するというお楽しみまであって、まさに盛りだくさんの内容でした。
秋が来るたびに繰り返して読んであげると、毎回違ったことを感じ、丁寧な絵の違った部分に興味を持ってくれそうな気がします。