本を読んだ次の日、8歳の息子が「ランパンパン ランパンパン ランパンパンパンパン」と口ずさみながら、歩いておりました。勇ましいリズムに、勇気のわくような感じがするのかもしれません。
さらわれた妻を取り返しにお城に向かう途中、一緒に戦うことになった仲間達がクロドリの耳の中に入っていくのが、子供達には不思議だったようです。
お城に乗り込み、捕らえられてしまいますが、鳥小屋に入れられても、馬小屋に入れられても、ぞう小屋に入れられても、へこたれず。やっつけてしまいます。
ただ、4歳の娘は、「ゾウの頭をさして、かみつけ。・・・死んでしまうまで」という文句は、残酷すぎて嫌だったようです。私も、ゾウが襲ってきたわけではないのだから、他の場合と同様に追い出すだけで良かったのに、と思ってしまいました。
ともあれ、最後は王様をぎゃふんと言わせて、妻を取り返す。単純明快で分かりやすい展開なので、子供は、クロドリの身を心配せずに、今度はどんなふうにやっつけるんだろうという点に注力して聞いていられるような気がします。