子供たちが3歳・2歳の時に買った本です。ちょっと長いかなぁと心配したのですが、そんなのまったく必要ありませんでした。二人ともすぐに好きになり、毎晩のように読まされていました。
絵だけの原作と、どちらにしようか迷ったのですが、こちらにして正解だったかな。お話がないと、(その頃の)子供にはちょっと物足りないようだったし、かと言って毎回お話をつけるのは大変。読むたびに違っていくと、意外と子供に指摘されちゃうんですよね。子供は物覚えが良いので・・・そんなわけで、小さいうちはこちらがお気に入りでした。
お話はジェームズ(男の子)とスノーマンとの楽しい一夜。食べたり、遊んだり、空を飛んだり・・・ 本当に楽しそうだった分、最後はとても切ない気持ちでいっぱいになりました。でも、心がじんわり暖かくなります。
ジェームズはもうスノーマンを作らないのかな。それともやっぱりまた雪が積もればスノーマンを作り、一緒に遊ぶのかな。子供たちは「雪が降ったらスノーマンを作りたい」と言うようになり、なかなか降らない雪を毎年心待ちにしています。子供たちの心にもほど良い余韻の残る作品でした。