「北の町のかばん屋さんの話」という副題がついています。
安房直子作品ということで自分用に借りてきました。
北の町に住むかばん屋さんが、自分が作ったトランクに誘われて南の町に旅行に出かけます。
腕はいいけれど、商売のことには全く頓着しないという職人気質のかばん屋さんというのに好感を持ちました。
安房作品らしく、注文主は人間だけでなく、時にハリネズミのランドセルだったり、春風のポシェットだったりというのがとても素敵でした。
こんな風に自分の思い通りのかばんを作ってくれるかばん屋さんがあったらいいでしょうね。
「ゆめみるトランク」という題名もお話にとても合っていると思いました。