雪が少しとけたら、森ではもう、春をまちきれない動物たちが動き出すんですね。いのししの親子、とってもかわいかったです。お父さんは子ども達をつれて先頭を歩くんですが、しっかりしているようで、そうでもなくて。まだ眠っているいろんな動物たちをおこして、大騒ぎなります。そのようすが、親子には失礼ですが、読むほうは楽しくて仕方ありません。春の到来を告げるいろいろな食べ物が登場するのも興味深いです。子どもたちも自然に覚えてくれることでしょう。
文章に余計な文字がなくて、すっきりしています。リズムよく読めて、読みきかせにぴったりだと思います。
寒い冬に読むと春が待ち遠しくなります。森にも早く春がくるといいですね。