おなかがぺこぺこのねこがいました。毛糸とじゃれていると、ちょうどそこへご飯を持ってきたおかあさん。
遊んでいるから、おあずけと、えさをもらうことができませんでした。
そこで、ぺこぺこねこは、自分で、えさを探しにいくことにしました。
お花畑で、ちょうちょをつかまえようとしましたが、うまくいきません。おなかは、どんどんぺこぺこになっていきます。
さてさて、このねこさん、いったいいつになったら、えさをもらうことができるのでしょうか。
絵が、和紙のちぎり絵で、描かれているところが、なかなか素敵です。おなかがどんどん、ぺったんこになって、体も、よれよれになって、なかなかリアルで、怖いくらいです。こんなうまい表現方法があったのかと、思わず笑ってしまいました。
早くえさをもらって、またふっくらとしたねこさんになってほしいものです。