じねずみのヘンリエッタは,小さいのにひとりぼっちです。そして,初めての冬を迎えます。
途中まで,小さなヘンリエッタの独りぼっちの奮闘が描かれます。冬に備えての食べ物集め。そして数々の失敗。
絵本を読みながら,思わずヘンリエッタに「がんばれ!」と声援を送りたくなります。そして,やっと森の仲間達が登場して,ヘンリエッタを助けてあげるのですが,またそこで波乱があります。
とてもかわいい絵で,小さい生き物たちへのやさしい眼差しが感じられます。
出版社の紹介には,「小さないきものたちの喜びにあふれた絵本」とありますが,本当にそのとおりの絵本だと思いました。
最後は,ハッピーエンドで終わりますので,小さな子供さんにも安心して読んであげてください。(最後のページの春を迎えることができ,ヘンリエッタの喜ぶ絵が本当にかわいい!)