けんかをしたら、自分でも表現しがたい感情に支配されることがある。なぜだか解らないけど、涙がこぼれる・・・
そんな気持ちを、代弁してくれているかのような絵本です。
絵本に出てくる
なきたいきもちが なくならない
けんかのきもちが おわっていない
という言葉、とても気に入りました。
言い表せないモヤモヤが渦巻いている状態を素直に表現しています。
この本を読む前、この本になにか”答え”のようなものを期待していました。
この本を読んでも、答えはありません。
でも、なんだか解らないモヤモヤを体験できました。
けんかをしてはいけない・・・なんてこともこの本では言っていません。こんな気持ちをたくさんして、大きくなって欲しいです。
うちの子は、5歳の男の子。
一人っ子のせいか、内弁慶。
親としては、こんな豪快なけんかをしてきて欲しいものです。