「お誕生日」がテーマの絵本を探していて、この絵本にたどり着きました。以前から題名は知っていたけれど、このたび最初から最後まで読んでみて…とてもとても良かったです!
98才のおばあさんは、「だって、わたしは98だから」が口癖です。一緒に暮らしている猫が魚釣りに誘っても、「98のおばあさんに魚釣りは似合わないでしょ」と言って行こうとしません。おばあさんはおばあさんらしく、生きていたのですが、あることをきっかけにおばあさんは5才のの女の子の気持ちを取り戻します!
読んだ後、私は自分自身がこのおばあさんに似ているなぁ…と思いました。「だってもう40だから…」とか「だってスタイルに自信がないから…」と諦めていた趣味やおしゃれ、新しいことにチャレンジすること。小さなきっかけでおばあさんが94年の年月を乗り越えてしまった様に、私も変われるかも、という勇気がわく一冊でもありました。
5歳前後の子供たちは5歳なりに、お年寄りの皆さんはお年寄りの気持ちから、そして私たち母親の年代でも、それぞれにとっての面白さ、楽しさ、わくわく感を与えてくれる絵本だなぁ、と思います。
読んだ後、すごく前向きな気持ちになれる、素敵な絵本だったのでぜひ皆さんにも。おすすめです。