とっても素敵な「あめふりくまのこ」の絵本です。
くまのこの鼻の頭に1滴の雨が落ちるところから始まって、
クローズアップしてお山全体の風景に、しずしずと雨が降りだします。
1章節1章節の言葉をとても大切に描いてくれています。
ページをめくるごとに小鳥や山の中の木々、野原の草花の様子が丁寧に描かれていました。
私の子どもの頃にも実家の近くに小川がありました。
ちょうどこのくまのこがのぞいている絵のように、小川の周りには笹の葉のような先のとがった細い葉っぱが多いんですよね。それからさりげなく咲いているヒメジオン。(別名。びんぼう草)
くまのこかがぶっているかさ替わりの葉っぱ。
(私の頭の中のイメージはもう少し大きなものだったのですが)
考えてみると、こんな感じのひまわりの葉っぱみたいな雑草(本当はちゃんとした名前があるはず)も、河原の側にははえていたような気がします。
よい絵本です。
普通に読んであげてもいいし、歌ってあげてもいいと思います。
どうぞ1ページ1ページゆっくりお子さんに見せてあげてください。