年長の次男が図書館で見つけて「読んで」と持ってきました。彼は虫好きなので、表紙に大きく描かれた虫の絵と、題名の「ムシ」という文字に惹かれたのだと思います。
ユーモラスな絵と題名に反して、内容はかなり考えさせられるものでした。結構長い話なのに、次男は最後まで聞いていましたが、反応はムシの絵に関してだけでした。
私自身は、この内容をどう解釈していいのかよくわかりませんでした。親友のマイケル以外の人が、虫になったグレゴリーの姿を認められないのは、彼ときちんと向き合っていないから?そして、家族が最後にグレゴリーの虫になった姿を認めたのは、初めて彼の言葉を心から受け止めて、真正面から向き合ったからなのでしょうか?
メッセージ性はうっすらとわかるのですが、メッセージそのものがドカンと伝わってくるには、少し弱いような気がします。
自分の存在意義に関して考え始める頃の、もう少し大きな子どもだと感じるものも多いのでしょうか。