オオカミは本当は優しいくせに、人からそう思われるのが
照れくさいんです。
だからけがをしちゃったクマを誰にも見つからないように隠れて
お世話してあげるんです。仲良しのキツネにもナイショ。
でもキツネがオオカミさんの振る舞いにヘンだなと気づいて、
跡をつけたら、実は隠れてクマを見舞っていたことを知ってしまいます。オオカミは照れくささを乱暴に振る舞うことで
隠しているのが、カッコイイというか、かわいいというか、
なんか好きですね。キツネもオオカミの気持ちを知り、黙っててあげるのも思いやりだなぁって思います。
ともだち思いの優しさがいっぱいつまった本です。