4歳の子どもにはちょっと早かったようですが、もう少し大きくなってかけ算を理解すると面白さに気づいてくれるのではと感じました。
なので主に私の感想ですが、まず、伝統的なインドの細密画の豪華さと美しさに感嘆しました。細かい線に色遣い、表現などどれをとっても素晴らしく、まるで絵巻物を見ているような感覚になれました。
ストーリーは飢饉が起きても人々に米を分け与えず、自分は宴会を開こうとする王さまに、ラーニという村娘が算数の知恵で王さまからお米を出させるという内容です。「だんだん多くなるんだよね。」と大体の想像はつくのですが、1粒から始まり倍に倍にと増えていく米粒が実際に数字で書かれているのを見ると、本当にびっくりします。こんなに沢山になるのかと…!そして米粒を運んでくれる動物たちにも注目。最後の見開きの象たちは圧巻です!そして、ラーニのスカートが嬉しい気持ちと比例するようにどんどん広がっていくのも面白いですね!