主人公は先祖代々伝わる大砲がお気に入りの王様。
王様は大砲を打ってみたいと思っていました。
大砲を使う機会がやってきますが、
戦争ではなく、相手はキツネで・・・
負けず嫌いの王様の大砲はキツネを追い払うためどんどんエスカレート。
本来の大砲の役割を果たせないようなモノになってしまいます。
でもキツネの親子の方が一枚上でおかしいです。
王様とキツネは最後仲直りというわけにはいきませんでしたが、
平和な終わり方で良かったと思います。
子どもは”大砲”とか”戦争”とか物騒な言葉は軽く流して、
バカバカしい王様とキツネの競争を楽しんだようでした。
読んであげる大人には裏にある意味を考えてしまうお話かもしれないけれど
小さな子どもには単純に面白いお話でした。