「新品っぽくないし、肩の紐のボタンが取れているし」
リサのお母さんはぬいぐるみ・コーデュロイが欲しいと言う
彼女にダメだと言います。
それを聞いたコーデュロイ、デパートの中でボタン探し。
結局警備員に見つかってもとの売り棚へ。
でも次の日の朝、リサは貯金箱のお金をはたいて
コーデュロイを迎えに来てくれます。
「私はあなたのそのままが好きよ。でもボタンが無いと
居心地が悪いでしょ?」リサはそう言ってコーデュロイにボタンを付けてくれます。
本当に優しい心の持ち主です、リサは。
親友と言うのはこういう事なんですよね。
「今のあなたの、そのままがいい」なんて素敵な言葉だろうと思います。
リサの様な優しい子供に育って欲しいと
ささやかな親の願いです。
ちなみにこの作品、北米でアニメ放送されているんです。
作風はこのままで、コーデュロイとリサの日常が淡々と
描かれています。しっかり者のリサとおとぼけコーデュロイのコンビは不滅かな。
ずっとロングセラーで読み次がれて欲しいです。