眉のつながったかかし。 表紙が気に入りよんでみました。
面白い本かなぁと思ったのですが、心温まる本でした。
かかしとスズメの話です。
かかしのじいさんはスズメを畑から追い払っているうちに情がわいてくるのです。
それも、しょうがないとおもいました。
ここでのスズメは憎たらしい感じではなくとてもかわいいのです。
かかしのじいさんが何も食べないと聞くと、スズメは心配してくわのみを持ってきてあげたり、悩み事を打ち明けたり…。
自分を慕ってきてくれるスズメたちを嫌いになるはずがありません。
そんな時、人間たちがかすみあみでスズメをつかまえようとするので、かかしのじいさんは一大決心をします。
かかしのじいさんのスズメたちへの思いが奇跡をおこしたのです。
言葉も昔風ですぐ近くにいるようでした。
鳥たちは木の実を食べて、フンと一緒に種を落としていきます。
そうやって、遠い場所まで運ばれていく事を子供たちに教えるいい本でもありました。
勉強にもなりますよ。