息子が3歳の頃に読んであげました。
たろうは 今日,とてもうれしい事があります。仲良しのまみちゃんの,誕生日のお祝いに行くのです。
たろうは,まみちゃんへのお土産を持って,犬のちろーたちと,お出かけするのですが,その途中で,町の中を通ります。
絵本では,その道のりで,たろうが交通ルールを大人に教わりながら,進む内容になっています。
大人たちがたろうを「だめ だめ だめ」と注意すると,たろうは「いそいでいるのに つまらない」と答えながら,結局は大人の注意に従って行動する場面が繰り返されます。(私が「だめ だめ だめ」と読むと,息子が「つまらない〜」と答えていたことを思い出します。)
自然に交通ルールを学ぶという目的で,この絵本を読んでもいいのですが,それにしても堀内さんの色鮮やかな絵が本当に楽しい。
男の子が,小さな冒険に出かけるワクワクした感じが,伝わってきます。そして,まちを通り抜けた場面(まみちゃんの家の近く)の野原の緑と空の青の鮮やかさが非常に印象的でした。