手首が主人公の話なんて始めて読みました.読んでみるととても面白くて温かくて,最後まで展開が予測できなくて,わくわくしながらページをめくっていました.
うちの長男も来月で6歳.小太郎が亡くなってしまった場面では,涙が出ました.毛むくじゃらでお世辞にもかわいいとは言えない手首でしたが,ねじりはちまきにふんどし,そして手首テの助という名前をつけてもらって松吉とお光に大事にされるようになってからは,かわいらしく見えてくるので不思議なものです.
家族っていいな,誰かを想う気持ちってすごい力があるんだなということを改めて気づかせてくれる絵本でした.