あとがきを見ると、作者のジャネットさんとアランさんは夫婦で、どちらもイギリス生まれということなので、これは、イギリスの小学校の風景なのでしょうか?
ギャビン、エロル、ソフィ、スシュマ、デイビッド、ケイト、ロバート、アリスが小学校1年生になり、学校に通いはじめるお話です。
1日に学校で起こること、学校の中の様子が、細かく書かれていて、それがまた、日本の小学校のイメージとぜんぜん違うのがとても楽しい。
1日目、ベルが鳴って学校が始まると、みんなはマットに座り、まずは、お昼ご飯のお金を集めます。このあたりからして、ぜんぜん違いますよね。
そして、教室には、小さい図書館や、おままごとコーナー、洋服箱などがあるんですね。みんなは、昼前に、それで遊ぶ。そして、お昼を食べ、お昼ご飯の後は絵を描き、歌を歌って帰るのです。
2日目、お昼前は絵と字と書き、ホールでお遊戯をし、外で遊び、お昼からは、みんなで工作をして、先生のお話を聞いて帰る。
プールに入ったり、お料理したり、うさぎに名前をつけたり、ハロウィンの仮装をしたりして、どんどん月日がすぎて、みんな学校に慣れていく。
「時々、すっごく楽しかった。時々、すっごくむかついた。時々、まごまごしたり、ねむたかったり、いらついたり、こぶだらけになったり、水ぼうそうになったりした。先生だって、ぜんぜん機嫌がいいばっかりじゃなかった。」っていうページが1番すきです。
時間割ってないのかな?とか、みんなが座る時はマットなのねとか、学校なのに、誰かのお母さんがピアノをひいていたりとか、国が違えば、学校もいろいろなんですね。
子供たちのいきいきとした姿が楽しい絵本です。