『トマスと図書館のおねえさん』、『図書館ラクダがやってくる』とともに
図書館の絵本(全3巻)となっているようですね。
この作品では、山間部に住む少年の目を通して、
1930年代のアメリカで行われていた「荷馬図書館員」の仕事を描きます。
カル少年は山間部に家族と住んでいるので、
農作業などが仕事で、勉強とは縁遠い生活だったのです。
そんなカルの家に、馬に乗った「ブック・ウーマン」が、
図書館の本を定期的に運んでくれるようになったのです。
しかも、「空気と同じように」無料で。
最初はいぶかるカル少年ですが、ブック・ウーマンの熱意に興味を抱き、
やがては、本を読むようになるのです。
ライブラリアンの原点を見る想いでした。
本の可能性を再発見した読後感でした。