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ぼくの大すきな じいちゃんが
車に乗って 行ってしまった。
団地の向こうの「ことぶきえん」に入るんだって。
もういちど、
じいちゃんに あいたい。
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最初の部分で涙が出そうになりました。
一人暮らしのおじいちゃんと仲良しのゴンサ。
でも、おじいちゃんは施設に入ることになり、別れが来ます。
ゴンサはおじいちゃんに会いたくて、
初めて通る道を一生懸命歩いていきます。
ボケてしまっているおじいちゃん。ゴンサを見ても分かりません。
それでも、幸せそうに笑うおじいちゃんを見て、
ゴンサは「ぼくたちのことを忘れても、
じいちゃんの幸せな日々は続いていくんだ。これでいいんだ」と・・・(涙)
ゴンサの悲しい表情や、幸せそうな表情も、とても素敵です。
この本の中で
「笑うとみんなが幸せになるんだよ、楽しいことだね」
というフレーズがあるのですが、その通りだなぁ〜と思いました。
心温まる作品です。
子供に読んであげるなら、4歳ころ〜がいいんじゃないかと思います。