真っ黒だからと、兄弟から仲間はずれにされているネリノ。
それを悲しいと思っているネリノ。
なんとか自分を変えようと考えをめぐらす中、兄弟が捕まってしまって・・・・ネリノが助けに向かいます。
シンプルなお話がネリノの素朴な語り口で進んでゆきます。
とても静かで、けれど勇気のでるネリノの活躍。
絵も黒い地色にパステルで描かれ優しくそっとしています。
けっして派手ではなく目立たない絵本のように思うのですが、我が家では母が選んできて子どもに読み聞かせてみると、「お母さんネリノはがんばったね、よかったね。」と子どももほっとして静かに喜んでいました。
今7歳の女の子が4歳くらいの時から繰り返し楽しんでいて、我が家では最も大切な絵本のひとつ。今下の4歳の男の子も楽しんで時おりページをめくります。