2009年度のコールデコット賞を受賞した絵本ということで、
やっぱりなあって思いました。
「積み重ねていく形の伝承詩」のおかげでこの絵本の形を思い
ついた・・と作者があとがきで書いているように、まさに積み重ねられて
いく形の詩で構成されています。それなのに、物語が感じられるのです
よねえ。壮大な。開いていって、閉じていく感じが楽しい。
挿絵もとても素敵で。「夜」って華やかだったりもするんだよなあって
いうことを思い出させてくれます。
私はうっとりしながら眺めていたのですが、4歳の娘にはまだこの
絵本の美しさは理解できなかったようです。大人の方がぐっとくるのかも
しれませんね。