オオカミグーは、じつはイタチのお母さんに育てられたオオカミなのです。
でも、大きくなった今はもちろん、オオカミとして普通に暮らしていたのだけど、ふとしたきっかけでイタチに出会って、昔のことを思い出してしまうのです。
そういうことってありますよね。
ふとしたにおいや久し振りにみた物で、記憶の奥底に眠っていた思い出が蘇ってくることが。
そういうことがあると、なんだか得した気分になります。
だって、だいたいそういう思い出は、自分の軌跡を思い出させてくれるからです。
グーも、久し振りにお母さんのぬくもりを思い出して、温かい気持ちになれて良かったね。