子どもたちの憧れ、カブトムシ。
そのカブトムシとお友だちになれたら、というストーリー。
冬の森で、大きなカブトムシの幼虫を見つけたこんちゃんは、
家に持ち帰り、育ててみたのです。
夏に成虫になるまでは、さながら科学絵本のように、勉強になりますね。
さて、無事土の上に出てきたカブトムシ、なんと・・・こんちゃんと同じくらいの大きさ!
かくして、カブトムシは「カブトくん」と名づけられ、
こんちゃんのお友だちとして暮らすのです。
よくよく見ると、グロテスクですが、とぼけた表情が何ともいえません。
・・・なるほど、カブトくんと一緒に生活すると、こうなるのですね。
様々なハプニングも面白いです。
でもやっぱり、カブトムシですから、森の生活でないと、調子が出ないのですね。
よくある、野生動物との別れは、寂しいですが、素敵なラストに安心しました。
虫好きの子どもたちには、たまらないと思います。