自分の家族をそれぞれどうぶつに例えて紹介する絵本、と聞いて、最初は、なんかありふれた感じかもっと思っていました。それが、実際に読んでみると、とにかく楽しくて、愉快で、そして温かな気持ちがいっぱい詰まった絵本で、親子ですっかりお気に入りの絵本になりました。
まずは、絵が好きです。一つ一つの絵が細かく丁寧に描かれているので、ページの隅から隅までじっくり見て楽しめます。そして、どれも笑えます。
家族の紹介は、それぞれ個性をよくとらえていて、思わずうちもそうだ。分かる分かる。とうなずいてしまいました。
なかでも、おてんばで愛嬌たっぷりのいもうとの紹介は、兄妹のほんわか仲のいいのが伝わってきて、うちも将来こんな感じになるのかなぁなんて微笑ましくなりました。
また、きんぎょのたろうとじろうが、じつは「くじら」という場面の絵が、妙にリアルなのも笑えます。
この絵本は図書館で借りてきたのですが、何度も読みたいと思うくらい気に入ったので、ぜひ買おうと思っています。