いつだったでしょうか、冬頃かな?こちらで原書を手にしていいなーという印象を抱いた作品です。日本ではこの夏、江国香織さんの訳でデビュー。原書の方が版が小さかった記憶があり、大判の邦訳版はおひさまのおおらかなイメージにピッタリで正解ですね。(どちらかというと、出版は1月とか2月の冬場の方が絵本の内容に合っているかも知れませんが…)とにかく、元気の出る絵本です。
お話は、寒い冬を吹き飛ばすかのように犬のパン屋さんがおひさま型のパンを焼き、みんなに活力を分け与えるという内容。登場する動物たちがとっても生き生きと描かれていて素敵。パンの作り方も紹介されています。
わたしはこの手の実践絵本が大好き。生活に密着していて、即自分の生活の一部になります。もちろん、クレヴェンのコラージュ手法の美しいイラストにはいつも魅了されます。元気の素としていつも手元に置いておきたい一冊。娘はさっそく白粘土でおひさまパンを作り、黄色に塗っていました。パンの大好きな方におすすめします。親子で楽しめますよ。