色が更新しているみたいで素晴らしい色使いでした。蒲をピンク色に塗るシーンにうっとりしました。大きな口をあけて本当に天にも昇る心地よさの表情をしているからです。塗っている主人公もとても誇らし気な様子もいいです。絵具やペンキの色ではなく花をすりつぶした物で塗料を作ったのが良いのだと思いました。塗料を作っている主人公はとても没頭している様に見え、幸せな時間が流れているのだろうなと思いました。月の夜に主人公のお客様達が大行進をする姿は圧巻でした。このページを見るだけでもこの絵本を手に取る価値はあると思います。主人公は自分のことを好きではなかったけれど危機的状況で自分の体質が功を奏し自分の受け入れることが出来良かったと思いました。