自分が担任をしている一歳児(二歳前後の子供)に読んでいる絵本です。
この時期、子供たちは言葉の獲得が目覚ましく、言葉を繰り返すものやリズミカルなもの、また乗り物が出てくるお話が大好きで、この絵本はまさにその両方楽しめる優れものということで、子供たちが目をキラキラさせて楽しんでいます。
「もーいいかい」「まーだだよ」から始まるかくれんぼのやりとりを、ももんちゃんと乗り物たちが繰り広げています。
この絵本を二度目、三度目・・・と読み聞かせするうちに、一歳児の子供たちも「もーいいかい」「まーだだよ」と、保育士の口元を見ながら一緒に言うようになります。ももんちゃんと一緒に「そこー!」と隠れている乗り物を見つけ、「とっとこ とっとこ ぽんぽんぽん」と一緒に次の乗り物を探しに行きます。随分文章を覚えて読み手と一緒に言うようになって、子供たちの覚えの速さに感心します。最後は隠れているももんちゃんも「ここー!」と前に来て指さし、しっかり確認しておしまい。そのかわいらしさに大人もほっこりする絵本です。