絵といっても「挿絵」があるぐらいなので、
絵本と言うよりは、「本」「お話」です。
80ページぐらいあるので、
一気に読もうとすると読み手がかなり疲れます。
ゆっくりよんだら1時間弱かかります。
でもきちんと聞いていられるんですよね、おもしろいから。
裏表紙に対象年齢「4才〜小学校初級むき」とありますが、
確かに小さいお子さんには無理です。
でも、絵本を読みなれた子、集中してお話を聞ける子なら、
絵本ではない「本」の入門としていいと思います。
ももいろのキリン、ぶどういろのりす、
レモンいろのさる、そらいろのうさぎ、
オレンジぐま、みんなとってもカラフルです。
絵本ではないだけに、頭の中で自分なりの
キリンやくまを想像できるのでしょう。
絵本には「見る」楽しさがありますが、
「本」には自分の頭のなかで想像する楽しさがあります。
子供にもわかりやすい動物たちがきれいな色で登場する、
女のこのちょっとした冒険って感じです。
「エルマーと竜」ほどの冒険ではないですが、
逆に女の子らしいかわいい冒険です。