一本のシーソーのような丸太橋の上に取り残されたきつねとうさぎ。
うまくバランスをとらないと川に落ちて死んでしまう。
夜になり、眠りかけたうさぎに
【おい、うさぎ!おきろ。今寝たら落ちて死ぬぞ。
こら!もっといのちを大事にしろ!!】なんて言っちゃうきつね・・さっきまでえさにするつもりでうさぎを追いかけてたのに(笑)
【あらしのよるに】のような熱い友情が芽生える・・そんなお話ではないんだけれど、きつねのクールさがたまらない。
【もうつかまるんじゃないぞ】なんて言っちゃうきつねってキザでしょ。
裏表紙に作者の幼稚園時代の写真がついています。
きむらゆういちさんの顔が、この絵本のきつねに絵を書いたはたこうしろうさんの顔が、うさぎに
それぞれ似ているような・・・。きのせい?