いもとさんの絵があまりに温かいので、うんうんと読んでしまいましたが、実は今の子育ての問題を暗示しているのでしょうね。
子どもに強制的にやらせる宿題。それなら親だって協力しないわけにはいかない。こうまでしないと、抱っこしてもらえない、寂しい子が増えているのでしょうか。
今はまだ年長の娘。一人っ子ということもあり、ママやパパの抱っこは独り占めしています。お風呂の中、寝る時、悲しそうな時…いつでも抱っこをねだってきます。でもそのうちに、自分からはねだらなくなるのかもしれません。あるいは親に気を遣って言わなくなるかも…。
こういう宿題が出ないと、「抱っこして」と言えないような我が家にしないよう、私が気をつけなくてはいけないと、心にざくっとささった一冊でした。