仲のよい友だちだってケンカするときもあります。その時の仲直りの仕方で、友情を深める事になるか、そのまま疎遠になってしまうか。いろんな楽しいことをいっぱいすることも大切ですが、謝罪の言葉をどう相手に伝えていくかっていうことだって人間関係の上では本当に大切です。
うちの子もよくけんかをするんですが、なかなか素直にごめなさいの言葉が出てこない。自分の立場で考えれば「なんでぼくが謝らなければいけないの」と思う場面もあると思います。こんな時、まわりの大人が子どもの思いを言葉にして、そして相手の気持ちをそっと伝えてあげれば、見えていない気持ちに気がついて来るんだと思います。
こういったことの積み重ねを、子ども時代に経験する事で大きくなるトレーニングをしているんですね。大切なことを伝えている絵本だと思います。