保育園に連れていって、先生に抱っこされながら何度泣かれたことでしょう...。「すぐ迎えにくるからね!悲しくなったらいっぱい泣いてもいいからね」といいながら手をふったら、ひきつった顔でそれでも笑顔を作ってくれたときのことを、今も思い出すとすこし切なくなります。
保育園ではもちろん、お友達もいるし先生も優しくしてくださるし、迎えに行ったら元気いっぱい遊んでるんだけど、お母さんのことを忘れることはないんでしょうね。そういう経験のあるお子さん、お母さんにとっては一生の宝になる絵本だと思います。
お母さんのことを思って悲しくていっぱい泣いたら、みんなも泣いて、そして涙のお池でみんなお魚になって泳いで...どんどんふくらむ想像の世界が素敵です。